病気とお金 --2--

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万が一の病気になったときに。

まず押さえておきたいのは、以下2つ。場合によって1つ加えて3つ。


◎高額医療費制度

月初~月末までの1か月間で一定の金額(自己負担限度額)以上の医療費を支払った場合に、 自己負担限度額を超えた金額が健康保険から支給される制度。(限度額は所得によって違う)加入先の医療保険機関(保険証を発行している機関)へ申請書を提出。「限度額適用認定証」を発行してもらいましょう。

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わたしの場合は国民健康保険加入のため役所に申請。自己負担限度額を超えるどうかは微妙なところ。次回からの薬で可能性はゼロじゃなくなってきましたが。超える超えないは置いておいて、窓口の人曰く「ほとんど限度額を超えることはないけれど、万が一のためお守りのように持っている人もいますよ」との事だったので発行してもらいました。因みに、即日その場ですぐに発行されました。


◎医療費控除

その年の1月1日~12月31日までの1年間で一定金額以上の医療費(10万円/総所得金額等が200万円未満の方は、総所得金額等の5%)を超えて支払った場合に申告すると、所得税等が軽減されるという制度。

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わたしにとって、これは来年の確定申告に関わってくるであろう制度ですな。今のうちによく理解して忘れないようにしておこうと思います。


◎障がい者手帳の交付対象となるか否かの相談

なんだか難しい病気にかかったな?となった場合には、役所に相談し役所指定の【診断書・意見書】をお医者に書いてもらい役所に提出してみましょう。(しかし、これも有料。病院によっては1万円くらいかかるところもあるそうです。ここでもまたお金がモノを言いますね。遠い目。)


審査によって、障がい者手帳が交付されるかもしれません。交付されれば、1~7級(7級には手帳交付無)のいずれかに振り分けられ、その級に応じた各種福祉サービスが受けられます。「関節リウマチ」は文面上、対象になり得るようです。加えて、難病指定に該当する病気だった場合には、医療費助成制度への申請ができます。

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リウマチで難病指定に当たるのは「悪性関節リウマチ」

わたしは「関節リウマチ」なので対象にはなりませんでした。




さあ、ここからです。

働くには中々困難な現状にありながらも、生きているだけでお金はかかります。


他、もっと直接的な、金銭的援助に繋がるようなものがあるのか否か。知りたくて聞いてきました。


結論から言って「ある。あるけど、無い。」でした。以下、あくまで私的感想です。いろいろ述べますがもしかしたら不快に感じる方もいるかもわかりません。すみません。


◎直接的なお金の面での補助(一時助成金(借入)や家賃補助等)について

いろんな感情をかなぐり捨てて心すべて丸裸になれるのであれば、何かしら受けられる可能性はゼロではないかもしれません。ただ、結構ハードル高いです。「助けて」「お願いします」を言いたくないわたしには、ちょっと無理でした。あきらめます。「自分はこういう風に大変でお金もこれだけしかなくて援助が必要なのです。」ということをプレゼンし「こんな状態で今は働けませんけれど、仕事をする気は存分にあります。どこか雇ってくださるところがあれば有難いです」という意気込み・姿勢を見せなければならないのは、正直だるいと思ってしまいました。自分でなんとかしたい族・誰かの手を借りることに抵抗がある族には、かなりハードルお高目ですね、というのが率直な感想です。


こういう風に言ってしまえるのは、まだわたしには余裕があるからなのでしょう。確かに、わたしの現在の生活レベルは恐らく平均値。光熱費と食費をもう少し節約しなきゃ、ぐらいなもんです。今はね。


「明日住む家も食べるものも何もないのです」という極限状態ではないけれど「これから、1か月、2か月3ヶ月と過ごしていくにはとても不安です」程度の状況下では、まだ援助はしてもらえないってことです。それは至極真っ当で納得です。


納得はしつつ「ちょっとだけ助けてあげます制度」あればいいのにな、とは思いました。笑

実はそのような制度もあったりしないの?と淡い期待を抱いていた節があったので。甘かった。


もう少し踏み込んでみました。

受けるつもりはさらさらないけど、ものはついでと「生活保護」について聞きました。

これ、窓口に相談に来たとしても「やっぱりいいです...」と帰る人は少なくないそうです。でしょうね。そうだと思います。その方々のお気持ちよくわかります。なにかと世間で騒がれる「簡単にナマポ」という風には全く思えませんでした。


「パチンコで全部擦っちまった。助けてくれ」という人がいて、貴方こそ堂々と援助を受けてくださいよと誰もが思う状況の方が「人様のお世話になるなんて」と援助を拒否する人がいる。これは昨日聞いた話の一つです。


もらうための準備や手続きにエネルギーを注ぐのか。

エネルギーを他に裂き、結果自力を選ぶのか。

簡潔に言って、この二択。


どちらが良い悪いではなく。

人間いろいろすぎるよね、と改めて思います。



もう一つ。

個人事業主・フリーランスへは一切の手助け無しという清々しいまでの姿勢に「なんなの、、、怖い」と思ってしまったお話です。(あくまでも、事業支援ではなく福祉支援的観点から)


すべては「雇われること」を前提とした世界でした。


「手持ちのスキルがあるので、それでなんとかやっていきたい」は、保護対象として認められません。わたしはなんだかモヤモヤして「必ずどこかに雇われなければならないんですか。雇われることが大前提・必須ってことですか。あーそうですか。」と、つい食い気味で聞いてしまいました。「自分で生計が立てられない立てられなくなったなら、どこかに雇われろ。それなら補助する」とは、、、なんと窮屈。


例えば、家賃補助を受けようとする場合の条件の一つに【役所での面談(週1回)/ハロワでの職探し実績(2週に1回)/面接等の活動実績】があります。条件を満たして補助を受け、後に無事就職が決まったら補助終了。


ここで疑問を投げかけました。「とりあえず就職したものの、合わなかったり出来ない仕事をやらされたり等で辞めてしまう人はいないんですか?」問題。絶対あるでしょ。そもそも組織に属することが向いていない人もいるでしょうに。だからフリーランスなんでしょうに。


すると、即答で「多いです。3日や1週間で辞める人もいます。補助金は継続されます。」と。

「え?それはいいんですか?」「いいんです。」と。


なんだか不思議な話だなぁ...。

思うところ様々ありつつ、聞きたいことは粗方聞いたので昨日はこれにて撤収したのでした。


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以上が、わたしが今回得られた情報と感想です。

この記事を書くに当たり一つ目的としていたのが、公的サービスについてのお役立ち情報記事にすること。でしたが、あんまり上手に出来なかったな。人の役に立つ情報を提供するって難しいですね。



昨日リアルタイムでの心の叫びです。


つい「お金さえあれば」と思う時があります。

けれど、そのお金を使う自分自身が健全健康でなくてはあまり意味がないわけで。


毎日いろいろあるけど、出来得る限りは面白可笑しく生きていたいものです。


月子