病気とお金。

今回のタイトルは、実にシンプル。そのまんまですな。

病気になると、お金がかかる。

頭でわかっちゃいたけれど、ドンッ!と明確に目の前に提示され、その現実に打ちのめされそうになった昨日でした。お金はかかるが、これまでのように「とりあえず何かやって稼いどけ!作戦」が少し難しくなった療養中の身。我、生きてるだけで金がかかる世に生きています。出ていくばかりで正直しんどい。


さて。

リウマチの診断が出て、服薬治療を開始してから約2週間が経過。通院一回目の昨日。お医者様より「早い段階で一気に潰しに掛かろうと思う」旨の提案がされました。(わたしの脳内が物騒な変換をしてしまっただけで、実際は適切丁寧なたくさんの説明と言い方をしてくださいました。あしからず。)


いま飲んでいる薬から更によく効く薬に変えましょう、という提案です。

一通りの説明を「(薬名がいちいちドラクエとかFFみたいw)」などと暢気な事を思いながら、ふむふむと聞き内容に納得して「じゃあそれで」と話がまとまりそうになった頃合いに「ただ......」と、その治療法唯一の欠点が明かされました。


ここで、今日のタイトルです。

そう。お金がかかる。


おもむろに電卓を叩きだしたお医者様。

医「そうですね...コレがこれで掛けることの...だいたい月12万ですね.......」


は??はい?!???!?!?!?!?

ちょっと待って。

(;゚Д゚) な、なんて?????


医「そしてこれの3割負担で......だいたい、3.5万円ですかねぇ。」

私「.............あ  ゜ω  ゜そうですか.....。」


3.5万円ですか~^▽^

12万で卒倒するかと思ったぜ!なるほどヨカッタ!それはお安い!!


な~んて思う訳ないでしょ。

継続していくには、なかなかキツいお値段です。懐もだけど、なんというか、心が耐えられない。

そしてこの薬はセルフ注射タイプ。それにも「え?自分で注射??」と動揺し、値段にも動揺し、、、昨日は終日眠りにつくまで、ずっと心の置き所をどうしていいのか分からず落ち着きませんでした。同じ薬の飲み薬タイプがあるにはありますと紹介されたものの、それは更にお値段UPの5万円越えのお品でした。貴族...それはもう貴族の代物......。その時点で選択肢から即除外。こういう時、お金が大いにモノを言うんですね。「とりあえず、7割は受けるつもりでおりますが今日は一旦持ち帰らせてください」と帰ってきました。心の準備と支払うぞ!という決心をする時間をもらってきた感じです。


セルフお注射への細やかなドキドキ感は、薬研くんに打ってもらっている強めの幻覚を見ることで乗り切ろうと思ってます。元々注射への恐怖心はあまりない方なので、注射自体は大丈夫でしょう。


にしても。これまで「本丸襲撃されたら、いよいよ最期は懐刀で自害するしかない。」など色んな妄想をしてきましたが、注射一本自分で打てと言われて動揺するようでは、自分の腹や喉に刀を突き立てて自害だなんて真似は、到底出来ない出来るわけないと、謎に湧いてくる残念な気持ちでいっぱいです。


何の話でしたっけ。

突然の脱線失礼しました。話を戻して。


病院でかかるお金。

これまでのわたしにとってはせいぜい2~3千円の世界でした。紹介状を握りしめ初めて総合病院にかかった日。まず、8千円超の精算額に白目を剥きました。それが今度は万単位になります。3.5万円出すんなら京都に行けるでしょうが!そんな想いを振り払い、お金は薬に当てなければならないのです。なにこれ辛い。これまで自分が過ごしてきた世界観が、どんなに平和で有難いことであったのか。痛烈に感じます。


現状、たいして働けもしないのにこんなにお金がかかるなんて。

病院の帰り道。

役所に寄って受けられるかもしれない公的サービス・補助について聞いてきました。


続きます。