占い商い、路上おん・すてえじ。
今年の3月7日より営業を開始してから、5ヶ月目に突入しました。半年目もきっともう間もなくです。早いような遅いような。今日のブログは、営業してみて感じたことや気づき等、現時点での所感もろもろの備忘録です。
この5ヶ月間、占い以外の部分で発見や気づきがありました。
【1】「1件 1,000円」が通じない
【2】意外や意外、看板はジッ...と読んでもらえる
【3】リアクションが面白い
この3点に分けて書き留めてみます。
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↓↓↓ 因みに。町田うらない、こんな感じ始まりました ↓↓↓
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【1】「1件 1,000円」が通じない
店の入り口に鑑定メニューを書いた看板を吊るしています。当然のように「タロット占い 1件1,000円」と記載していました。ある時、数人のご婦人グループが看板の前で足を止めてくださったのですが、看板を読んで「占いだって~」「へぇ~」「どれどれ..(看板を読む)え?1件?1件てなに?どういう意味???」とおっしゃったのです。他の方も「1件 1,000円」の「1件」がどうもピンとこないご様子。その時にはじめて「質問相談事項数=件数」というカウントの仕方が一般的でなく伝わりにくい表現なのだと気付かされました。これまで自分が触れ合ってきた環境では当たり前な価格表記の仕方で、なんら疑問に思ったこともありませんでしたが、馴染みのない人には伝わらない書き方なのですね。カルチャーショックでした。というわけで、次の営業日から「1テーマにつき 1,000円」と修正を入れて現在に至っておりますが、、、どうなんでしょう。少しは伝わりやすくなったでしょうか。今のところ表記についてクエスチョンは投げられていないので、きっと伝わっているんだろうと思っています。
そもそも、「占いとは何ぞや」という前提が人によってかなり曖昧であろうことは想定していて、鑑定メニューとは別にもう一つ看板を吊るしています。
【2】意外や意外、看板はジッ...と読んでもらえる
わたしの鑑定環境は半路上と言っていいでしょう。そうなると、占いに馴染みのある人からそうでない人まで、それぞれに三者三様の占いイメージを抱いて足を止めてくださることになるわけですが、その際に発生しうるであろう大幅ミスマッチを入店する前に防ごうと、自分の占いスタンスを実験的に明記してみています。
「こいつ面倒くさそうだな」「偉そうに」「草」などなど、いろいろと思われることは承知のうえ。それよりも、お客様のご期待を裏切らず余計なトラブルも避けられて「いざ鑑定!」となってから大きく乖離した占いイメージを埋めるという作業も省ける、お互いwin-winであろうとの考えから吊るした看板です。
とはいえ、あまり多くの人の目に留まることなく大して読んでもらえないだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。お若い方からお年を召した方、お一人様から数人組までそれぞれに足を止めてじっくり読んでいかれます。そしてその頻度は割と高い。(これは初日のブログにも書きましたね、そういえば)読んでそのまま立ち去る方。中の様子を覗いて去って行かれる方。引っかかりを感じたのか入ってきてくれる方。内容のどこが引っかかるのかも千差万別で、なかなか面白いです。
【3】リアクションが面白い
ごちゃごちゃと述べている占いスタンス表明の看板ですが、わたしがお伝えしたいことは冒頭の三行に凝縮しています。
この冒頭三行を巡っては、さまざまなリアクションから世間一般の人々が持つ占いイメージが浮き彫りになる様が見て取れて、興味深いやら面白いやら、店内からひっそり観察させていただいております。悪趣味と言われてしまうでしょうか。しかしながら、こんな風にリアクションを見ることができるなんて思っていなかったので、これはもはや副産物です。
冒頭含めお気持ち表明部分についてのリアクションは、大きく分けて3種類。
*パターン1:占いと霊能や不思議パワー系が一緒くたになっている人
ありがちですが、やはり世間一般のイメージはそうなのですよね。そしてそれを否定はしませんしとても出来ません。わたしが「そういうことは出来ない。能力がない」ってだけなので。一番印象的だったのは、10代後半と思しき男子2人組です。「占いだってよ~」的なノリで看板を読み始めた彼らですが、冒頭三行を音読した直後に「え?じゃあ何ができんの??なんもできなくね?」と言い去っていきました。それに続く文面も読んでくれたものの、腑に落ちなかったようです。
*パターン2:いたく共鳴してくださる人
おそらく、わたしと同じような価値観をお持ちで占いを嗜まれているのだろうと思います。これまた特に印象的だった人物(お若い女性)がいました。3人組でした。看板を読んだお一人が「そう!そうなの!!占いを信じているわけじゃないの!!占いってね!(うんぬんかんぬん)」と看板前で熱くご友人方に力説しはじめたのです。全文はよく聞き取れなかったのですが、興奮気味に語っておられたのが印象的でした。また別のシーンでは、「そうだよ。占いってそういうもんなんだよ」と店前を通り過ぎながらスーパークールにボソッと言い放っていかれた方もいました。な、何者www
占いへのスタンスがマッチングしていて「お!?」と思うのですが、このような方々はすでにご自分で心得ていらっしゃるので、わざわざわたしの鑑定を受けようと入店してくださることはないのでした(笑)
*パターン3:やたらウケる人
簡潔で語呂がいいなという意味では自分でも気に入っている三行ですが、どうにもこれがツボに入る方がチラホラ見受けられて意外というか面白いというか(馬鹿にされてるだけかもしれませんがw)。この場所を紹介してくださった先生も、読みながら吹き出して「これいいね。面白い」と笑ってました。通りすがりにご婦人三人衆が大爆笑ののち「ウケるwwwこれすごいねwwwwww」といって去っていかれるなどしましたが、きっとわたしと笑いのツボが同じなんだろうと勝手に都合よく解釈しておくこととします(笑)
他、さまざまな反応を受けて。
確かに、鑑定をする際に起こりうる大きなミスマッチやトラブルは回避できているように感じますが、路上商売としてはどう考えても間違ってるだろとも思います。占いの混沌イメージすらも上手に料理して各お客様に合った占いを提供するぞ!!!くらいの気概でないと、商売としてはあまりにお粗末というか消極的というか及び腰というか、商売やる気あるんか?とピヨピヨしょぼすぎる自分にツッコミを入れる今日この頃。
来月にはもう半年目を迎えますが、これまでの期間で気づいたことを看板や鑑定方法・メニューに粛々と反映させながら、改良改善し新たなるお客様のご来店に繋げていけたらと思います。
おわり
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