感想よ、支離滅裂に、永遠の王子様たちよ。

自分でもびっくりするやら笑えるやらなんだけど。

もう何度目か、何週目か、わからない覚えてない、数えきれないけど。

まさかの、幾年ぶりかの、テニプリフィーバーに見舞われていて。

ほんとにウケる。


しかも。

テニプリに狂う人生が始まって幾星霜。20年を超える時間の中で。

過去一度も強い興味を抱くことのなかった男に。今頃。今更。はじめて。

白石に身も心も爆発していて。ほんっっっっっとにウケる。

時折、そんな自分に一人吹き出しては(「くっくっくっ...」)と笑ってる。

冗談や比喩でなく、リアルに。


白石ってめちゃくちゃ男前色男かっこよー!なのはこれまでも思ってたし分かってたし、わたし絶対好きでしょって男なのに、なんでかね。どうにも触手がのびることがなかった。白石が好きな友人がいて、その子がキャラソンとか全国の四天宝寺戦DVDとか貸してくれたりして、白石の生態に触れる機会は少なくなかった(見てたし聴いてた)はずなのにね。なんでかね。(実際、THE BEST OF RIVAL PLAYERS の白石と財前は、発売当時わたし何故か買ったんだよな、確か。謎。自分を推察するに、顔が良いからとりあえず買ったんだと思う。買ったはいいけどキャラの解像度ほぼゼロだったから全然ピンと来なくて早々に手放したんだよね多分。酷。)


というか、白石にっていうより、そもそもに、四天宝寺のあのワイワイと賑やかな感じがあんまり自分の気質に馴染まなくて(見てる分には好きなんだけどね)、遠巻きに見ている感覚があったような気がする。だから、四天宝寺という纏まりの中にいる白石の存在まで意識が届かなかったのかもしれない。四天宝寺を好きな子達も、なんかちょっと独特な子が多い印象で(ミュの現場など)、少し引いた所から眺めてた記憶。


ってね。

まあ、あの、氷帝の女に言われたくねぇわっていうね。それはそう。

ごめんなさい。いま特大ブーメランで首飛んだ。ごめんなさい。お詫びして訂正いたします。


四天・白石うんぬんは置いておいて。

この2ヶ月超ほどの期間で、よくよく思ったのだ。


わたしを、心の深い根っこから引っぱり上げてくれるのは、テニプリなのか...ってことを。しみじみと、けれどそれはもう深く深ーく思った。あー。そっかー。そうなのかー。まじかー。その思いに至ったときは、なんかもう大草原に大の字ゴローンって感覚だったし、大いなる自嘲と共に天を仰いだ。


今年の春あたりから、暫くの時間をかけて。元気に、清々しく、さよなら!ありがとう!をした作品であったのに。結局そこに戻ってくるのかよ自分は...と。なんだったんだあの別れw


テニプリ見てると、ただただ、楽しい。面白い。

純粋に、楽しい嬉しいハッピーって気持ちになる。

これぞエンタテインメント!ってコト...?と恐れ入り、心深く感じ入ったよ。


揺り戻しの切欠は、今年4月からYouTubeでやってた過去作一挙放送の毎晩テニチャ。そういう事をやってるのは認識していたけど、最初はぜーんぜん見てなかった。正直興味もあんまなかった。やってんな~!懐かしいな~~~!って思ってるだけだった。


けど、無印最終回の放送日。

その時間、お風呂に入ってた。湯船の中で、ふと(あのエンディング好きだったな~...)と放送中のテニプリの事が脳裏を過った瞬間「見よう!」と思い立ち、慌ててお風呂から出て再生したら、ちょうどあのエンドロールに入る少し前辺りだった。


そこからじわじわとはまっちゃって。気付いたら毎晩の楽しみになってた。特に、新テニはGenius10以降ほぼノーチェックだったから、U-17の新鮮さったらなかった。毎日ワクワクして見てた。昨日の敵は今日の友!じゃないけど、ライバルとして切磋琢磨してきた子等が、一丸となって世界に挑む姿とか、今までは部長として先輩として部員を率いていた3年生達が、今度は後輩として高校生に稽古をつけてもらってる所とか、めちゃくちゃ新鮮で眩しかった(特に幸村!)。アマデウスvs亜久津戦なんて、ちょっと泣いちゃったもんね。激熱。


確かにテニスの王子様という作品は、アリエネーーーーー!wwww展開(いつもの事)とか、まともに考えてどうなんそれは?!ってな事多発でそれは今も堂々健在していて(まずまともに考えてはいけない作品なのである)なんなら型破り度数パワーアップし続けてるし、元々が突っ込みもなにも追いつかない作品(通常運転)ではあるし、強さとかもういろいろインフレしすぎててわけわかんなくなってね?(今更w)とか思ったりもしたけど。


見ながら思ったの。

なんかもう一般的に言われてるような強さのインフレ起こってるとか、もうそういうんじゃないなと。


インフレしてるとかいう風に言うのならば。強さとか何とか諸々全てを包括して、奇想天外がインフレしてると思った。しかも青天井に。思いも寄らない展開に、キャラクターに、設定に、どこまでも突き抜けて、テニプリはずっとテニプリで。ただただ、楽しかった。


この夏は結構しんどくて、割と本気で絶望の淵にいるような暗闇の感覚の中で暮らしてたんだけど。テニチャを見るために、仕事現場をとっとと去るよう頑張ったり色々爆速で捌いて時間作ろうと頑張ったりしていたら。


なんか、いつの間にか笑って過ごせるようになってた。活力ちょっと戻ってた。


これが、ハッピーメディアクリエイター☆許斐剛神の力か...

本物の切れ味を見せてやる...!ならぬ、

本物のエンタテインメントを見せられて、魅せられたでござる。


真面目に思った。すげーなと。

エンタテインメントって、ほんとに人の心を元気にしてくれるんだねって。

そういうの、概念として理解はしてたけど、実際に体験しちゃったよ。感動。


そして、そこかーらーの。冒頭、白石蔵ノ介。笑

白石については、毎晩テニチャにて新テニOVAのVS謙也とか赤也とのダブルスやってる彼を見て「おいおいなんだよかっこよ~~~~~~!むちゃくちゃいいやつ聖人かよ~~~~~!んでもって声が甘ぇ~~~~~~~!!!!」ヒョ~~~~~~~~!ってなった。当時は特になんも思わなかったのに。いま!今よ!!今頃!!!


白石の事、ぜーんぜん知らんから、今更!マ・ジ・で!今更!!

プロフィールとか色々の知識に触れてはキャッキャとしながら過ごしてる。身長も知らんくらいになーんも知らんからさ。おぬしっ...!姉と妹のいる男(長男)なのかよ!!!妹がいるのはぼんやり覚えてたけど姉までもいたのかよやっば!!!ひゃわ~~~~~wwwとか言って転げ回ってる。


ハマって20年を超えて離れたり戻ったりを繰り返しながら四十路を越えてる今になっても、また、ものすんごい新鮮な気持ちで、真っ新に、改めてテニプリを楽しめる日がくるなんてね。思ってもみなかった。嬉しいやら笑えるやら、感動すらしている。びっくりだよ。


ありがとう新テニU-17。

ありがとう白石(笑)


ていうか、W-CUPのBlu-rayBOX買っちゃったんだけど。

いやちょっと。ほんとに。マジでウケる。自分が。


白石のキャラソンも、現状可能なタイトルはレンタルしちゃった。草。

他ユニットとかキャラの持ってないタイトルも厳選して買おうとしてるし。


6月に全力笑顔と少しの涙で見送ったテニプリCD達。あれを一気に手放したのは完全に早まったな...?と正直思ってはいるけど、それはもうそれ。もうしょうがない。意外にも、大きな後悔の念に苛まれてもいない。その時の自分の最良決断だと思えているから大丈夫。そして整理箱詰め手放し作業中、迷いに迷った末、一先ず保留...と、アニメ円盤と漫画文庫は手元に残しておいた自分を力いっぱい抱き締めている。よくぞ思い留まった。


テニプリは、多分、きっと、わたしの人生の伴走者として傍にいてもらう存在なんだな。そう思ったから、今後も物の整理手放しはやり続けるけど、テニプリは大事に残しておくと、心に決めたよ。わたしに必要なものだ。よーくわかった。


そして、いつまでも、大切に、面白く感じ、テニプリを楽しめるような頭と心を持っていられるように。そんな自分であれと、私は私自身を工夫し続けなければいけない。中年を過ぎて老人になっても、どんな孤独の中にあっても、ずっと、テニプリを愛でる時だけは、一人ひっそりと、少女のように楽しむ心を育むこと。人生の課題が一つできた。


ずーっと好きであり続けるのも、面白がったり楽しんだりするのも、努力というか工夫が必要。


上手く付き合っていかなきゃ。自分という人間と。

(わたしにとっての)人生は、自分との闘い。


ってーことでね。


ずっと。ずーっと。

元気でいてください。

テニスの王子様たち。