かみさまの選別《3》
つづき(ようやく最終回)です。
さあ「VSEに乗ろう&箱根三社巡り+箱根適当ぶらり旅」を、今度こそ!
VSE運行最終日までもうあまり日数がないため、さっさと実施日を決めて滑り込むようにロマンスカー切符売り場へ。前回お流れになってしまった時と同時刻7時20分新宿発の切符を購入。
無事に迎えた当日◎
と言いたい所なんですが、そうは問屋が卸さなかったのでした。
出発日前日の夜のこと。
わたしは気がついてしまったのです。
神社参拝のお作法を心得ていらっしゃる方などは、もうお察しの事と存じます。
そうです。
わたし、喪中じゃん。
それどころか、忌明けすらしてないじゃん。
ハワァ_( :0 」 )_
喪中、少なくとも忌明けするまでは神社(神域)に入るべからず的なお作法がありましたよね...
知らなければ、思い出さなければ、なんならそんなこと気にしなければ、行ってしまってもよかったのでしょうけれど、そのことに気が付いてしまった、思い出してしまったからには、それを無視して参拝することはできませんでした、わたしは。
参拝失敗、ふたたび。
というか、欲にかまけてうっかりしすぎなだけなんですが(もっと早く気づけっていう...)、例の謂れが頭にあるもんですから、参拝不可問題(?)について「また~????あーもうほんとにお呼びでないってことですか、はぁ~そうですか」と、自嘲するやら妙に納得してしまうやらで、もう力が抜けました。
と、ここまでが、かみさまに選ばれなかったかもしれないお話です。
まあ、またいずれ......。
以下、虚無旅簡単備忘録。
結局、なーーーーーーーーーんにもしないことを目的とした旅にすることにしました。ただぼんやりするだけ。なにもしなくていい、充実?そんなもんいらん。充実なんぞせんでいい。なにかが思い浮かんだら、書き留めたり絵をかいたり、そしてそれを完成させなくていい。そんな一日にしようと。
そして当日。
駅のホームは、ロマンスカーの到着をいまかいまかとカメラを構えて待つ人々で溢れておりました。びっくり。皆さんの熱量に気圧されつつ、いそいそと列車に乗り込んで、いざ箱根へ。
のんびり何もしない旅テーマのお伴には、うぐいすまーるを。
行きましょうぞ、茶をしばきに。箱根まで。
定刻通り(時刻は9時前)に到着したはいいものの、ほんとにやることがなくなったもんで(お店も開いてないし)、とりあえず無意味に川沿いを歩きながら思案。
箱根と言えば温泉だけど、大衆浴場があんまり得意じゃない上に、恐らくご家族連れもわんさかで、リラックスには程遠いであろうと予想。観光案内所に立ち寄って「一日中、一人でゆっくりすごせる温泉施設的なところはないですか?」と訊ねてみたら、いくつかの施設を教えてくれて、一瞬行こうとしたんだけれど、なんとなく気が向かず温泉は断念。(日帰りで温泉入るって、真にゆっくりできない気がするっていうか寧ろ逆に落ち着かなくて多分苦手なんだろうなと己を理解した)
たまたま目に入ったガラスの森美術館のパンフレットがとても綺麗で。なんとなくそこへ行ってみることに。到着してみると、想像以上の賑わいで面食らってしまった(失礼ながら、閑散としてるだろうと思ってた)。
一通り展示物を眺め回り、ベンチで休憩。そして、うとうと......。展示物みる⇒休憩する⇒うとうとする。これを3回くらいやりましたね。ま!じ!で!なにしに行ったん?っていう。
いいんです。なにもしないのが目的なんで。
眠いな~...と思いながらフラフラとガラスのお土産屋さんに入り、キラキラのガラスアクセサリーを見ているうちに、ようやく目が覚めてきて...ピアスを3つ買いました♡(結局買い物...)
適当な頃合いに美術館を出て、帰りはバスで箱根湯本へ。(行きは登山鉄道を使ってみた)
なんとも素敵な喫茶店でご飯を食べてコーヒー飲んで、持参してきた本を読んで過ごしました。最高か...⊂( っ˘ω˘)っ
以上。
ほんとのほんとに何もしない一日。大変に贅沢なことをしました。当初の目的とは全く別物になってしまった旅でしたけども、まあこれはこれで良かったです◎
というか、普通に泊りで来たいなと思いました。箱根、すごくよかった。旅館で温泉入りたい。しっぽりしたい。
次があるなら、そうしたいと思います。
おわり
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